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In the RABBIT HOLE

楽しく生きていくため、徒然なるままに

キキララのリュックに白タイツ、ピンクのフリフリシャツにピンクのチェックのプリーツスカート。

長くて黒い髪をお人形みたいにくるくる巻いた大柄なおばさんと同じビルのなかで3回すれ違う。

哀しいけど嬉しい。

私はA4ファイルが入ってラップトップがすんなり入るけど電車で邪魔にならないくらいのほどほどの襠で多少の雨では痛まない素材で紺か黒かベージュのバッグを毎回選んでしまうのに、彼女はキキララがいっぱいついたピンクのリュックサックを背負って歩いてる。

それがなんだかとっても羨ましい。

じゃあ買えば?と言われれば、もちろん買えないことはないけど現役の幼女だった頃ですら黄色のケロちゃん(カードキャプターさくら)リュックだった私には淡いピンクのキキララリュックにはこの先も手が出せないと思う。

もちろんケロちゃんリュックだって今の私には背負えない。

どんなにデザインや機能性にこだわって買っても、私のは結局ただの仕事向きのつまんないバッグでしかなくて、気に入ってはいるけどあの時ケロちゃんリュックに向けられたほどの情熱は絶対に生まれない。

それってなんて哀しくてつまらないことなんだろう。

つまんないストッキングしか履けないつまんない私の代わりに、真っ白なタイツを履いてくれる彼女の幸せを祈りたい。


きっともう会うこともないけど、この先自分の好きなもののせいで嫌な思いをしたりしないでピンクなままでいて欲しい。

まったくもって余計なお世話ですけどね。