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In the RABBIT HOLE

楽しく生きていくため、徒然なるままに

Emma Stone(エマ・ストーン)主演の『小悪魔はなぜモテる⁉︎(原題:Easy A)』(Gossip GirlのPenn Badgleyも出演してます)に影響されてNathaniel Hawthorn(ナサニエル・ホーソーン)の『緋文字(原題:The Scarlet Letter)』を読んでみた。主人公へスター・プリンは行方不明の夫を待つ身でありながら父親の分からない子供を妊娠したことで不貞の証に緋文字のAをつけられてしまう。

姦通が死に値する罪であり、特に女性が”ふしだら”と責苦を受ける流れはいかにもキリスト教的な展開ですが、この風潮がいかに日本にも大きな影響を及ぼしたかは『源氏物語』を読めば明らか。パリジャンも羨むような自由恋愛を謳歌していた日本人たちはどこへいっちゃったのかな。

『乙女の日本史』によれば日本の"乙女暗黒期"が始まったのは西洋文化が広がった明治維新以降のことらしい。じゃあ今は?この時代に女として生まれて損してると感じることはほとんどないし、どちらかといえば男子への風あたりが強かったりするのでしょうか。


ところで『緋文字』はへスター・プリンを単なる被害者には描いていない。映画のなかでオリーブが「緋文字を読んでへスターの生き方を学び直す」と言っていた通り、強くて優しい女性なのです。作中で時々男が卑屈で弱々しくバカみたい見えるので、作者はよほど強い女性達に囲まれていたのかもしれません。